2025年8月 環境委員会
ふっ素樹脂は非常に化学的安定性が高く、他の樹脂に比べて、多岐にわたる機能と優れた特性を兼備している高機能性樹脂です。
昨今、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルを始めとした取り組みが進む中、ふっ素樹脂はデジタル化を支える半導体産業、特に半導体製造においては、その高い機能性から不可欠な材料であり、今後も高い需要が見込まれます。その一方で、ふっ素樹脂の原料である蛍石は国内で産出されず、海外からの輸入に頼っているのが現状です。そのため本工業会でも限りあるふっ素樹脂資源の有効活用と資源循環の推進に向け、検討を重ねています。
本工業会では、毎年、ふっ素樹脂製品製造における廃棄物とリサイクル状況の調査を継続的におこなっています。会員企業においては、製造過程での歩留まり・不良を改善し、廃棄物発生量を削減しています。発生した廃棄物は分別・選別することで、再利用や新たな活用先への売却など積極的な再資源化に取り組んでいます。
これまでの調査結果からも、ふっ素樹脂の再資源化は年々多くなっており、他製品の原材料として有効活用されていることが分かります。
今後、産業廃棄物業者で廃棄処分されている部分についても、再資源化により、処分量削減を積極的に推進してまいります。
なお、廃棄処分にあたっては「廃棄物の処理および清掃に関する法律」を順守して各社適切な処理を実施しております。
以上