Questions & Answers
・ふっ素樹脂コーティングされた調理器具の取扱いについて
ふっ素樹脂コーティングされた調理器具を使用する場合、なにか注意する点はありますか?
“から焼き”や“からだき” をしないでください。ふっ素樹脂もプラスチックの一種ですから、高温になると、有害な熱分解生成物が発生します。ふっ素樹脂は、柔らかいプラスチックです。長くお使いになるためには、コーティングに傷を付けないように注意してください。例えば、洗うときには、クレンザー等の研磨粒子が入っている洗剤やたわしは使用しないでください。洗剤をスポンジに付け優しく洗ってください。お米を磨ぐときには、炊飯器では磨がずに、別の容器で磨いでください。ホットプレートではメーカ指定の調理ヘラを使ってください。フライパンでも専用のプラスチック製のヘラを使ってください。ふっ素樹脂コーティングされた調理器具を使用する場合には、器具の取扱説明書をお読みの上、お取扱いください。もっと詳しいことを知りたい方は、当工業会編集の「ふっ素樹脂製品取扱マニュアル」(pdf)を御覧ください。
・経口摂取した場合について
フライパンなどにコーティングされた ふっ素樹脂が調理中に剝げたりした場合、食物と一緒に食べても問題はないのですか?
「調理器具からはがれ落ちたコーティングの薄片を飲み込んだとしても、体に吸収されず体内をそのまま通過し、ヒトの体にいかなる毒性反応も引き起こさないとされており、動物実験でも、PTFEを25%含む飼料を90日間与えたラットでは有害な影響は見られなかったと報告されています。」
(内閣府食品安全委員会(編) ファクトシート:フッ素樹脂から引用)
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・熱分解生成物について
ふっ素樹脂製品を高温で使用すると、熱分解生成物が発生するといわれてますが、使用時の注意点はありますか?
ふっ素樹脂製品を一定温度以上で使用しますと、有害な熱分解生成物が発生するので、ふっ素樹脂製品のカタログ又はラベル表示に記載された温度以上での製品使用はしないでください。
(熱分解生成物等について詳しく知りたい場合は、当工業会発行「ふっ素樹脂製品取扱マニュアル」(pdf)を御参照ください)
・フロンガスについて
ふっ素樹脂はテフロン、ポリフロン、フルオン、KFポリマーなどとも呼ばれる場合がありますが、オゾン層破壊物質としてのフロンガスとは同じものですか?
フロンガスとは全く別のものです。フロンガスとは、基本的に炭素、塩素、フッ素、水素で構成された気体・液体です、これらの元素構成比により、各種フロンガスが存在します。一方、ふっ素樹脂とは、基本的に炭素とフッ素 で構成された固体(プラスチック)です。したがって、フロンガスとふっ素樹脂とは全く別のものです
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・ハロゲンフリーについて
最近、ハロゲンフリーということをよく聞きますが、ふっ素樹脂製品も同様に扱われる場合があり、どのように考えればいいのでしょうか?
ふっ素樹脂製品は、ハロゲンフリーやノンハロゲンとして扱われます。 ハロゲンフリーについての詳細は、こちらを御覧ください。
・製品とフッ素溶出について
フッ素に対して環境基準が設けられ、水質汚濁防止法でも排出基準が決められていますが、ふっ素樹脂製品からフッ素が溶出しますか?
ふっ素樹脂製品は、フッ素が炭素と強力に結びついていますので、通常、フッ素イオンという形で水中に溶出することはほとんどありません。当工業会で実施した、ふっ素樹脂成形品の溶出試験の結果では、環境基準(0.8ppm)以下となっており、問題が生じることがないと判明しています。
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・廃棄処理について
「ふっ素樹脂製品の廃棄物は燃やさないで埋立処分をしてください」と記載してあるのをラベルなどでよく目にしますが、これはどういう理由からですか?
ふっ素樹脂製品を燃やすと、有害な熱分解生成物が発生するため、「燃やさないで埋立処分をしてください」としています。
近年では、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によって、野焼きの禁止とダイオキシン問題も絡んで、焼却炉の構造基準及び維持管理基準が厳しくなっています。これらの基準を満たし、加えて、燃焼時に発生した熱分解生成物を適切に処理できる装置が設置してある場合には、ふっ素樹脂の焼却処理は可能です。ただし、ふっ素樹脂製品の焼却を依頼する場合には、処分業者にふっ素樹脂が含まれることを伝達することが肝要です。
・PFOS/PFOAについて
PFOSは環境に良くないため法律で製造や輸入を事実上禁止されていますが、よく似た物質のPFOAはふっ素樹脂の製造に使われていると聞きました。これは本当でしょうか?
PFOSは、ふっ素樹脂を製造する際に、従来使用しておりません。一方、PFOAは、主にふっ素樹脂を製造する際に使用されてきました。しかし、健康影響は定かではないものの当工業会会員樹脂メーカーは、自主的に削減計画に取り組み、2013年末までにPFOAの使用を全廃致しております。
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